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2011年10月1日土曜日

ゴールデンプリンセス号-アラスカクルーズ1(2011年9月17日)

アラスカクルーズに行ってきました!
お天気にはあまり恵まれなかったのですが、初めてのクルーズ旅行を満喫しました。

 半分は自分達用の記録ですが、半分は経験談として以下少しずつ記録を作成したいと思います。

 第1日目 2011年9月17日(土)

 今回参加したのはJTBロイヤルロード銀座が主催するクルーズセレクションというパンフレットのツアーです。7泊8日。ゴールデンプリンセス号でアラスカを巡るクルーズです。添乗員さん同行のツアーに生まれて初めて参加しました。連れ合いは奥さんのお久です。

 出発便は、デルタ航空296便。16:10発。成田空港集合は14:10でした。
 少し早めに成田空港に着き、ラーメン花月で昼食。お腹もすいていたせいかまあまあのお味でした。
 宅急便で送ったスーツケース2個をピックアップし、集合時間の30分くらい前には集合カウンターへ。既に添乗員さんが待機されておられました。添乗員はWさん。元サッカー日本代表の岡田監督を若くしたような風貌の頭の切れそうな方でした。よさそうな感じの方でまずは一安心。
 ここで、航空券のEチケットの打出し、乗船券、乗船時の健康チェック票、清算用のクレジットカード登録用紙、船のフロアマップ、スーツケースに付けるタグなど書類一式をもらいました。
 念願の乗船券!さっそく部屋の位置をチェック!救命ボートで視界が遮られる部屋であることは分かっていましたが、フロアマップで見る限り救命ボートと救命ボートの間っぽい部屋で意外と視界がきくかもーと期待拡大。
 デルタ航空のチェックインは個人でやるべしとのことで、個人でチェックインしました。フライトインフォメーションを見ると土曜の午後はデルタ航空の便が目白押し。そのせいでデルタ航空のカウンターは長蛇の列!というかデルタだけが混んでました。
 添乗員付きの旅行ということで、集合したらまずミーティングみたいのがあって・・・航空券は最初から搭乗券が配られて・・・下手すると自己紹介とかまさかあるのだろうか(笑)・・・とか変な想像をしていましたが、チェックインは個人でやり、あとは機内で会いましょう、ということだったので安心しました。

 デルタ航空296便はダブルブッキング状態。ずっと降りてくれるボランティアを募っていました。待合ロビーでボケッと待っていたら、隣にいた白人男性二人がボランティアを申し出たようで、「サンフランシスコまでビジネス席がただで取れたぜ!いえーい!」という雰囲気でかなり喜んでました。日程に余裕のある方はよいですね。
 飛行機の座席。チェックインした時には席を選ぶのではなく予め押さえられておりました。旅行会社が既にとっていたようです。で、いざ搭乗してみるとどうも周辺は皆同じツアーの方々。やはり同じツアーの方は固まってとるのですね。席に着くと、さっそくお隣のご夫婦からご挨拶をいただいてしまいました。搭乗中も添乗員のWさんが席を回って「乗船書類の必要箇所に記入しましたか?」とか一組ずつ同じ説明をしながら回ってきました。いやー添乗員さんは大変です。

 飛行機は定刻よりも早くシアトルに到着。
 現地では現地のガイドさんが待機していました。スーツケースは、空港で船のタグを付け、船のポーターさんに渡してしまいます。それらの手配や船に向かうバスへの誘導などは添乗員さんと現地のガイドさんが全部やってくれました。当然と言えば当然かもしれませんが、本当に、入国審査の対応の仕方から、タグの付け方から、トイレの場所から、何でもかんでも事細かく全部世話を焼いてくれます。何か疑問点を呟こうものなら、すぐに回答を返してくれます。すばらしいロジです。ロジのお手本です。文句なく感服いたしました。ただ、空港について、さあ、どこでバスに乗るのかな?とか探りながら旅するのが通常な我らには何となく外国に着いた感が少なく、一抹のさみしさもありました。

 もしツアーで来なかったとしても、シアトル空港はクルーズ各社の荷物をまとめるスペースなどがあり、既に空港から各種サポートサービスが受けられるような感じでありました。

 バスは、一路港へ向かいます。ただ、時間の余裕がありましたので、少しシアトルの街中を走りながら向かってくれました。シアトルマリナーズの本拠地の球場などを車窓から眺めながら港に向かいました。
 いよいよ港に近づいた!というとき、船の姿がチラリと見えました。



「あー!あれだー!!!」(無茶苦茶興奮!)
来た!来た!来た!来たーーー!
うーん、こういう時の感覚は言葉では書き表せないですね。とにかく、「期待度120%状態」といったところでしょうか。

左が車窓からのチラリ姿




港に到着したのは、11:30くらいだったかと思います。すぐに乗船手続きです。乗船のチェックインも個人で行いました。ひょっとして添乗員さんが全部やってしまうのかと心配していたのですが、チェックインする楽しみは享受できました。
 チェックインは、空港で飛行機にチェックインするのと同じイメージです。写真を撮り損ねてしまいましたが、ブースが20くらいはあって、1列に並んで、順番が来るごとに空いたブースに行って手続きをとるというやり方でした。チェックインといっても、乗船券などの関係書類とパスポートを出すだけで、クルーズカードというカードと船内マップをもらうという簡単なものです。係りの人との会話も特にありませんでした。チェックインが済んだ人から順次乗船です。我々のツアーも、もはや制約はなく、チェックインが済めば、すぐに乗船という流れになりました。
 あ、申し添えますが、チェックインカウンターでもし何かあった場合に備えて、添乗員のWさんは目を光らせていらっしゃいました。なので不安な方でも大丈夫。
 
 桟橋を渡って、いよいよ乗船です。船への入口は部屋の位置によって前方と後方に分かれていて、我らは後方の入口から乗船しました。入口では一人ずつCCDカメラみたいなカメラで顔写真を撮られます。これは何のために撮るのか不明です。撮られた写真もその後自分で見たこともありません。乗客の照合用なのでしょうか。

 乗ったー!と思ったところで、今度は、プロのカメラマンがでかいカメラを持って待ち受けていました。「はい、ポーズをとってー」と言われて、とにかく有無を言わさずパシャリと一枚撮られました。ここで撮られた写真は、後に船のカメラ屋さんのある廊下に売り物として張り出されます。乗船時に限らず、事あるごとに船のカメラマンは乗客の写真を撮りまくっては廊下に張り出します。その数何千枚、いや何万枚になろうかと思います。乗客は、張り出された中から自分たちの写真を見つけ出して、記念に購入するというシステムです。一枚20ドル~30ドルくらいして、決して安くありませんが、これが結構上手に撮れていたりして、つい記念にと購入してしまうということになります。かく言う我らも、この最初に撮られた写真を購入してしまいました。

 さて、エレベーターに乗って、キャビンに向かいます。船ではお部屋のことをキャビンと言うそうなので、キャビンと呼びます。途中に出会う船員さんはとても愛想がよく、笑顔であいさつしてくれました。ようやく外国に来た感が満潮です。我らの部屋は、船の左側後方。8階でしたが、船には各階に名前が付けられていて、8階はエメラルドという階でした。
 部屋のドアの前にたどり着きました。ドアの前には小さな郵便受けみたいなものがあり、表札があって、既に我ら二人の名前が入れられていました。すべて部屋の前の表札に名前が入れられているのです。
 部屋のドアは、クルーズカードで開けます。このは普通のホテルのカードキーと同じですね。もちろんドアはオートロックです。

<<お部屋です。窓側から撮ったものです。入口側から撮っていれば、もっと雰囲気がわかるのですが・・・失敗。

 ベッドには、狭い部屋の中でスーツケースを置いてもいいように、バゲージ用のシートがかけられていました。

 スーツケースはまだ到着していませんでした。
 なので、とりあえず船の探検と昼食に行きました。

 昼食は、すでにブッフェが開いており、好きなものをとって好きな席で、好きなだけ食べられました。実は、興奮している中で食べたためか、いまいち何を食べたか思い出せないのですが、思っていた以上においしく、航海への期待値がさらにアップしたのを記憶しています。

 船の探検は、船のスタンプラリーを利用して行いました。
 船側もよく分かっていますね。乗ったら、とりあえず一通り見て回るだろうということで、主要な施設を対象にしたスタンプラリーをやっています。スタンプを全部集めると、出港時の出港パーティーでの何百ドルだったか忘れましたが、それをもらえる抽選に応募できるという仕組みです。
 ただし、船側も賢いです。宣伝に利用することも忘れてません。例えば、スタンプラリーの対象箇所には、ロータススパというスパ施設が入っているのですが、そこに行くと、係員が一人ついて、隅から隅まで施設を案内し、どういうケアができるとか、どういうコースがあるとか、10分くらいかけて全部説明を受けさせられます。お得な割引制度などもすべて教えていただけます。もっとも小生は英語が苦手なので、説明はほとんど理解できてませんが、とにかく嵐のように説明され、終わったところで、「さあ、すばらしいでしょ。今、予約もできますよ。」という段取りとなります。ちゃっかりしてますね。「いらん、いらん」といって、スタンプだけもらって逃げてきました。

 スタンプラリーを終えてキャビンに戻ると、スーツケースが届いていました。早速開けて、荷ほどきです。衣類はキャビネットに入れました。7泊ずっとこの部屋で過ごすのです。全部スーツケースから出してキャビネットに入れ込みました。別の書き込みで紹介したいと思いますが、部屋にはハンガーは30個くらいあり、1.5メートルくらいのかけるパイプ(と言えばよいのでしょうか。)があります。収納スペースも二人ならばギリギリ全部の衣類を入れられました。スーツケースもベッドの下やロッカースペースに置くなど日常の暮らしに全く邪魔にならない場所に置くことができました。

 そうこうしているうちに、キャビンの呼び鈴が鳴りました。我らのキャビンを担当するスチュワードがあいさつに来てくれたのです。名前はマルコ。メキシコ人です。さすがのラテン系で、超陽気です。話しているだけで楽しくなる人でした。もう13年もこの船に乗っているとのこと。毎日この人がベッドメイキングやら掃除などをしてくれるとのことです。陽気な人でうれしくなりました。
 追加の要望として、バスローブをくれるようにお願いしました。この船では頼めば無料で使えるというのを何かで読んでいたので頼んだものです。

 船の出港前に行われた主なことは、救難訓練です。これは船としては必ず実施しなければならないことととのことです。放送があって、7回短い警報音があった後に1回長い警報音が鳴ると集合の合図です。全乗客はマスターステーションという避難場所に救命胴衣を持って集合しなければならないと放送されます。
 しかし、この避難訓練、事前に添乗員さんから「日本人は日本人だけで避難訓練をするので、船の訓練は無視してください。」と言われておりました。ほんとに無視していいの?と何とも不可思議ですが、これが相場というものなのでしょうか。
 もっとも我らは面白そうなので、「行こう!」ということになって、救命胴衣を持って集合場所に行き、他の乗客とともに救命胴衣を着ける訓練に参加しました。本当に何かあったときに、どこに集合すればよいのかということがよく分かって、ためになったと思います。イベントとしても非日常的で大変面白かったので、ツアーで行かれる方も「無視してよい」と言われていても、参加をお勧めします。
 確かに後で日本人だけで救命胴衣の着用方法の訓練は行われたのですが、その際は、各キャビンごとの集合場所には集まらず、各自確認しておくようにとのことでした。確かに、救命胴衣の着用方法の説明は英語でしか行われないため、よく分からないという理由で日本人だけでやっているのでしょうが、自分のキャビンから避難場所にどのように行くかを確認しておく必要はあるのではないのかと思いました。

 さあ、いよいよ16:00。出港です!初めてのクルーズ、初めての出航!期待感がMAXです。船側も出航パーティーを用意してくれていて、雰囲気を盛り上げてくれます。さらばシアトル!我らは部屋の窓が開かないので、最上階のデッキに上がり、船が岸壁を離れるのを見守りました。ゆっくり岸を離れていくこの時の流れがものすごく贅沢なものに感じられます。シアトルに思入れはないものの、胸が熱くなりました。デッキには多くの乗客が集まり、各々この瞬間を楽しんでいます。カップルは肩を寄せ合い、大きなカメラで写真を撮り、また初めて合う乗客同士が写真を取り合いました。船旅の良さがここに凝縮されているような感じがします。さあ、いざ出航!!!

 しかーし!、出航の余韻も冷めやらぬ中、16:15から日本人を対象にした乗船説明会。ツアー客である我らも、必ず出るように言われている。出航パーティーはどうするの?なんでこの時間から名の?疑問は持ちつつ、ブツブツ言いながらもギリギリの時間に集合場所へ。なぜこの時間に説明会を行うのか?いつもそうなのでしょうが、この時間は出航を楽しんだ方がよいように思います。

 さて、次はいよいよディナーです。
 この船では、ダイニングルームが3つあり、一つは指定席で2交代制のダイニングルーム。一つは、ディナーの前半は指定席で後半はanytime seatingと言って、好きな時間帯に言って構わないという形態をとるダイニングルーム、残りの一つは、常にanytime seatingのダイニングルーム。我らのツアーは夕方18:00からのディナーで席を確保していると聞いていたので、指定席のダイニングルームだろうと思っていたが、席が確保されていたのは、ベルニーニというanytime seatingのダイニングルーム。anytime seatingは、席が指定されておらず、その時空いている席で食事をする仕組みなのですが、そのダイニングルームでなぜか指定席となっておりました。この仕組みは今でも謎です。我らのツアーだけでダイニングルームの一角が押さえられていました。そして一応、ツアーのお客は、そこでそろって食事をするということで仕切られておりました。添乗員さんに聞くと、「一定の時間に席はとってますが、お好きな時間に、また、ブッフェなど別の場所で食事をしていただいてもかまいません」ということだったので、あまり気にしないこととしました。
 ただ、初日ということもあり、この日は集合時間までにベルニーニというダイニングへ。他のツアー参加の方と一緒に食事をしました。この日のドレスコードは「スマート・カジュアル」ということでしたが、雰囲気としてはスマート・カジュアル=普段着でした。少なくともこの船では。男性であればジャケットくらいは着た方が良いのかと乗る前は思っていたのですが、乗客の服装を見るに、ジャケットは全く必要ないです。ジーンズの方もいます。ただ、女性はどちらかというと少し気にされている方が男性よりは多いように思われます。


  食事は、見栄えもきれいで、味も文句なくおいしいです。量もステーキなどを頼むと結構なボリュームですが、全体的に手頃な量です。小生や奥さんのお久はそんなに大食らいではないので、いつも前菜1品+メイン1品+デザート1品でちょうどお腹いっぱいというところです。メニューは前菜、サラダ・スープはそれぞれ5~6種類の選択肢が毎日日替わりであり、メインも固定メニュー8種類くらい、日替わりメニュー8種類くらいから選べます。デザートも10種類くらいからは選べます。これで何をどれだけ食べても無料です。この航海で食事は本当に大満足でした。

 ただし、お酒はお金がかかります。我らはあまり飲めないためグラスワインをもっぱら頼みましたが、だいたい7~8ドルくらいです。ボトルワインを頼む方も多いようです。飲み残したらキープも可能なので、それはそれでいいかもしれません。

 ディナーの後は、プリンセスシアターという船の劇場で、ショーを見ました。まあ、初日とあって、様々な船のイベントの紹介なども含み、ウェルカムショーというものでした。
 これで、初日のメニューは終了です。やはり、到着した初日とあって、いい加減眠くもなり。疲れたーという状況でした。

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